【札幌の葬儀】相場と内訳は?安く抑える5つのポイントも紹介!
葬儀社の選び方は、複数社に見積もりを依頼し、あらかじめどこに頼むかあたりをつけておくことが非常に重要です。
なぜなら、実際に葬儀を依頼する必要に迫られた時、葬儀社選び以外にも死亡届や親族、役所等への連絡で非常に慌ただしくなります。しかも、そうした手続きや連絡を行いながらも、ご遺族は大きな喪失感を抱えることになるのです。
そんな辛い状況下でも、後悔のない葬儀を行うために、この記事を読んでいる皆さんは必ず早めに葬儀社をいくつか選定し、仮の事前見積もりをとっておきましょう。
葬儀の見積もりは項目も多く、何が必要で、何が省略できるのか、そもそも適切な料金かどうか、もわからない方が多いはずです。
これから見積もりをお願いする方、すでに手元に見積もりがある方は、ぜひこの記事を見ながら確認をしていただき、葬儀が必要となったその時に、ご遺族の皆さんが葬儀を通して故人とのお別れを十分に行えるようお手伝いできれば幸いです。
・葬儀費用の内訳とその詳細
・葬儀費用を安く抑える方法
目次
1.札幌の費用相場は70~80万円
2.札幌の葬儀費用の内訳
2-1.お葬式だけに必要な費用
2-2.札幌市で火葬にかかる費用
2-3.札幌市の宗教関連費用
2-4.料理や返礼品など接待関連費用
3.札幌での葬儀費用を安く抑える5つのポイント
4.最後に
1.札幌の費用相場は70~80万円
札幌市での葬儀費用の平均は70~80万円です。
地域のコミュニティの希薄化や、新しい葬儀形式の普及などによって、葬儀にかかる費用は年々安くなっていると言われています。ただ、葬儀の規模や参列人数、地域によって大きく変動するのです。
そのため「見積もりを見てもそれが適切な金額なのかよくわからない」と思う方が多いのです。自分で見積もりから判断するためにも、その内訳について知っておく必要があるでしょう。
2.札幌の葬儀費用の内訳
それでは内訳はどのようになっているのでしょうか。
こちらの表をご覧ください。これは、費用がかかるものとその金額を簡単にまとめた表になります。
葬儀費用は大きく以下の4つの費用に分けられます。
- 葬式費用(表上段)
- 火葬費用(表下段左)
- 宗教関連費用(表下段中央)
- 接待関連費用(表下段右)
2-1.お葬式だけに必要な費用
まずは葬式自体にかかる費用です。各項目の詳細についてまとめています。それぞれの金額に幅があるのは、グレードなどを選択することができるからです。
分類 | 項目 | 備考 |
ご遺体の安置にかかる費用 | ドライアイス…5000~2万円/日 | 見積もりに含まれている日数と、過ぎた場合の金額を要チェック |
枕飾り…1~3万円 | ー | |
安置場所…5000~2万円 | 葬儀社の安置所や民間の安置施設を利用する場合のみ | |
納棺の費用 | 棺…8万円~ | 木製、布張、エコ棺など材質も様々。高くて200万円超のものもある。 |
仏衣…無料 | 葬儀社によっては有料(約1万円) | |
装飾品の費用 | 位牌…1~5万円 | 白木位牌のみ控除対象。本位牌は種類やデザインによって金額が変動。 |
式場までの案内…約5000円 | 看板など | |
花…5000~2万円 | 別れ花、枕花など | |
遺影写真…2~5万円 | ー | |
葬儀の備品 | 祭壇…10万円前後が一般的 | 豪華なものだと100万円以上。白木祭壇や花祭壇(生花/造花)、神式祭壇、キリスト教式祭壇など様々な種類がある。葬儀社によってはオリジナルの祭壇を作ることも可能。 |
焼香設備…無料 | 個人で購入したい場合は約5000円 | |
線香・ろうそく…無料 | ー | |
受付備品 | 芳名帳・筆記用具・香典受・名刺受など | |
その他 | 式場使用料…民営→20万円以上、公営→5~10万円 | 一日葬(告別式のみ)の場合は基本的に半額以下になる。 |
スタッフの人件費 | 当日の会場設営・司会進行・片付け、手続きの代行など。 |
(納棺士を呼ぶ場合や湯灌・エンバーミングを頼んだ際はオプション費用がかかることもある)
2-2.札幌市で火葬にかかる費用
こちらは主に火葬場の使用料になります。札幌には2つの斎場があり、これらの斎場使用料は約5万円です。また火葬場に移動するための搬送・送迎用バス(約1万円)、遺骨をおさめる骨壺(約5千円~1万円)にも費用がかかるので注意してください。
火葬場の使用料は公営よりも民営の方が高いので、ここで公営を選べば少し費用を抑えることができます。その分人気は高いので、予約を取る際は注意してください。
葬儀社の見積もりに火葬費用が含まれていないこともあるそうなので、ここはしっかりと確認するといいでしょう!
2-3.札幌市の宗教関連費用
お布施の本来の意味は、「自分の持っているものを他人に無条件で施すこと」です。現在は、僧侶への感謝の気持ちとして渡すお金を指すことが多いです。そのため基本的に金額に決まりはありません。しかし、相場としては20万円~30万円程度です。(宗派によっても異なります。)
お布施には、下記の4つが含まれています。
- 読経料
- 戒名料
- お車代(約5000円)
- 御膳料(約5000円)
読経料は、お経を読んでいただいたことに対する謝礼になります。これは地域によっても大きく変わる部分になります。
戒名料の相場は5~10万円程度ですが、お寺や戒名のランクにより大きく変動します。「院居士」「院大姉」などの位が高い場合は100万円以上することもあります。こちらはお布施とは別に渡すこともあるようです。
また僧侶に会場まで来てもらうための交通費であるお車代や、会食が催される際には御膳料がかかる場合もあります。
2-4.料理や返礼品など接待関連費用
接待関連費用は、参列人数で一番変動がある部分です。また料理や返礼品についてはグレードによって更に変動が大きくなる可能性があります。高額なものではこの倍以上かかることもあるので、見積もりの際はグレードに注意しましょう。
必要な費用は以下の通りです。
料理(通夜振る舞い/精進落とし)…各約2000円/人
返礼品(お菓子やタオル等) …約1000円/人
香典返し …受け取った金額の3~5割
(その他通夜時に宿泊する方の費用がかかる場合もあります。)
3.札幌での葬儀費用を安く抑える5つのポイント
葬儀費用を必要最低限で安く抑えるためには、いくつかのコツがあります。ここではそのポイントをご紹介します。
①数社からの見積もりを比較する
数社で比較することで、ぼったくりなどを防ぎます。
また、見積もりに入っている項目も確認してください。後から別途費用が必要になり、見積もりと全く違う金額になってしまうことがあります。ドライアイス・遺体処理料・返礼品・料理・供物などは特に注意してください。
②葬儀規模や形式を見直す
予算によっては一般葬や家族葬ではなく、費用を抑えやすい一日葬や火葬式を検討した方が良い場合もあります。
③棺・祭壇・返礼品・料理などのグレードを抑える
どれも低価格帯から高価格帯まで幅広く設定されています。総額を考えながらグレードを選んでいくといいでしょう。葬儀社に勧められるまま決めてしまうと、高額になってしまう場合があります。
④自治体の葬祭費補助を利用
国民健康保険または後期高齢者医療制度に加入している場合、自治体への申請で葬祭費の補助金約3~7万円を受給できます。
ちなみに生活保護受給者は、自治体に対して葬祭扶助制度を申請することもでき、自己負担額なしで直葬を執り行うことが可能です。
⑤相続税の控除を受ける
葬儀の費用を申告することによって、相続税からの控除を受けることができます。ただし、控除対象は葬儀を執り行う際に必然的にかかる費用であり、葬儀の前後に発生する香典返しや墓石・墓地などは控除対象外(※)なので注意してください。
※控除対象外の例:香典返し、墓石や墓地、法事・法要、遺体の解剖にかかる費用
4.最後に
この記事では葬儀費用について、その分類と詳細についてまとめました。相場というのもグレードや葬儀の形式、参列人数によってかなり異なります。そのため見積もりを貰ったら、各項目ごとに費用をみて、抜けている項目がないか、グレードが高く設定されている項目がないかなどを確認してみてください。
ここがしっかりできれば、納得して良いお葬式を執り行えるでしょう。
以下の記事も、葬儀の選び方や、手順についてまとめていますので是非参考にしてみてくださいね。
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