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【初めての葬儀】葬儀の手順を5つのステップで丁寧に解説

この記事は

「急に家族が亡くなってしまって、これから何をすればいいかわからない」

「喪主は自分しかいないけど、どう準備したらいいのか分からない」

という方への解説記事です。危篤の連絡を受けてから逝去、通夜、告別式、火葬までの流れと手順を丁寧に説明いたします。

【ステップ1】ご臨終後すぐにすべきことは?

まず、ご臨終後には

「葬儀社への連絡」

「喪主を決める」

この二つをなるべく早く行いましょう。

特に、病院では亡くなられてから2、3時間ほどで自宅もしくは専用の安置施設へとご遺体を搬送しなければなりません。

この時、病院で葬儀社を手配してもらい搬送することもできますが、病院が頼んだ葬儀社との間では料金について誤解が起きることもあり、後々トラブルになってしまう場合が度々あります。なので、葬儀社は家族で話し合ってなるべく早めに決めておきましょう。

葬儀社へ連絡し、遺体を安置した後は葬儀社の担当者と話し合いながら葬儀の準備を進めていきます。

この時に医師からもらった「死亡診断書」を葬儀担当者に渡して、「死亡届」や「火葬許可証」などの手続きを担当者に依頼したり、遺影や一緒に棺に入れる故人が生前好きだった品を用意したりしましょう。

また、ご遺体の納棺もこの際に行います。

【ワンポイント】

亡くなる前に葬儀社について考えるのは不謹慎な感じもしますが、葬儀社によって葬儀の満足度は大きく左右されます。葬儀社選びは余命宣告の時に、遅くても危篤の知らせが入った頃までには行えると良いでしょう。
最近では、自分の葬儀社を終活の一環として、早めに決めて準備を行う人も増えています。

葬儀社を決める際には、予算と参加人数を予め決めておくとスムーズに見積もりが出せますよ。

【ステップ2】葬儀までにしておくべきこと

葬儀の形式、参加人数、受付を誰がやるかや僧侶案内など、葬儀の準備を行うにあたってしておくべきことはまだ沢山あります。

大体の事は葬儀社の方にしたがって進めていけば問題ないですが、遺族の方も前もって把握しておくと不安なく進めることができます。

葬儀の会場、日程を決める

まず葬儀社を決めたら、葬儀を行う会場や日程を決めましょう。

日本の法律では、死亡時刻から24時間以上経過していないと、火葬や埋葬ができないと決められています。

なので、一般的には亡くなった日の翌日にお通夜を行い、翌々日に葬儀告別式が行われます。しかし、火葬場が混雑していて予約が取れなかったり、日本では六曜の「友引」の日は火葬場が休みであったりと、日にちが2、3日ずれてしまうこともあります。

4日ほど経つとご遺体の腐敗が始まると言われているので、葬儀社の方と相談しながら準備しましょう。

葬儀の料金について決める

日程や葬儀の大まかな形式が決まったら、葬儀にどれくらいの費用をかけるか決めましょう。

お葬式は豪華にしようとすればするほど費用がかかりますが、全国平均では200万円ほどかかるとされています。内訳としては葬儀自体に110万円、寺院や宗教施設に支払うお金が50万円、飲食接待費用に40万円ほどです。

葬儀の平均費用を聞いて

「お葬式はなんでこんなにお金がかかるの!?」

と思われた方も多いかもしれませんが、この200万という料金は社葬など参列者の多い大規模な葬儀も含めた平均ですので、必ずしも一般家庭全てに当てはまるものでは有りません。

ただし油断は禁物です。葬儀費用は参加者や状況により変化するものですので、例えば、値段の低いお葬式のプランで申し込んでいたはずなのに火葬料金はドライアイス代が別で取られてしまって想像以上に高くついてしまったり、大切な方をなくして悲しんでいる遺族の方の心につけ込む悪質な営業トークで必要以上に豪華な葬儀を勧めてきたりすることがあります。

また、病院から自宅に搬送する際に病院から紹介された葬儀社に依頼し、その業者から葬儀の契約を迫られたので流れで契約してみたら、相場よりもかなり高かったということもあります。

大切な方がなくなってすぐは冷静な判断がしにくくなってしまうものです。

不謹慎と思われる方もいるかもしれませんが、葬儀社選びは遅くとも危篤時には行っておくのが良いでしょう。

訃報の連絡も忘れずに

葬儀の場所、日程が決まり一段落着いたら、忘れずに「個人の関係者」「遺族の関係者」「町内会」などへ葬儀の日程を連絡しましょう。

訃報通知は故人が親しい方の場合は電話で、その他の方には書面でお知らせするのが慣例ですが、最近ではメールで連絡するのが一般的になりつつあります。

思っていたより決めることが多く大変かもしれませんが、後々親族同士の関係に遺恨が残らないようにしっかりと話し合う時間を取るようにしましょう。

【ステップ3】お通夜の流れについて

お通夜の準備

ご遺体の納棺が終わった後はお通夜の準備を始めます。

遺族の方が行う準備はほとんどありませんが、通夜振舞いにだす料理を決めたり、弔問客をお迎えする受付の方を決めたりしておきましょう。また、喪主の方はあらかじめ挨拶の言葉を考えておくとその場で慌てずに済みます。

お通夜当日

お通夜は一般的に18時ごろから始まり、式としては2〜3時間ほどで終了します。

喪主や遺族はスタッフと打ち合わせを行うので、開始時間の1時間前には式場に到着しておきましょう。

例として18時から通夜が始まるとすると

17:30~受付開始

18:00~通夜の開式

18:10~読経・焼香

19:00~喪主からの挨拶

19:10~通夜振る舞い

の流れで進んでいきます。

通夜振舞いは1時間から1時間半ほど行うのが一般的です。

式中は葬儀社の方が進行を執り行うことが多いので、お通夜の流れや作法などを覚えておく必要はありませんが、ある程度頭に入れておくと戸惑わずに済みます。

【ステップ4】葬儀当日の手順について

お通夜の時と同様に葬儀・告別式も葬儀社の方の進行のもとで行うことが多いので、全て覚えておく必要はありませんが、落ち着いた心で式に臨ためにある程度の流れは頭に入れておきましょう。

告別式は大体午前10時か11時から30分ほど行われます。その後、親族は火葬場に移動して骨上げを行い、火葬場から戻って僧侶やお世話になった方たちとの会食(精進落とし)を行います。告別式から精進落としまで含めると所要時間は5時間から6時間ほどが一般的です。

例えば10時から告別式が始まり12時から火葬を行うとすると

9:00~遺族集合、準備

9:30~告別式受付開始

10:00~開式

10:10~読経、弔辞の奉読

10:20~焼香

10:40~閉式

10:50~出棺、釘打ち

11:00~火葬場への移動

12:00~火葬

13:00~骨上げ

14:00~還骨法要、初七日法要

14:30~精進落とし

の流れです。

告別式では弔辞や弔電の奉読を行うので、誰が行うのか前もって決めておきましょう。

また、火葬を行っている間は待ち時間が1時間ほどあるので、その間に親族同士で49日法要など次回の法要の日程について話し合っておくと良いでしょう。

【ステップ5】葬式後に遺族がやるべきこと

葬儀が終わって一段落つきたいところですが、遺族の方にはまだやらなければならないことがあります。

受付、会計係からの引き継ぎ

受付、会計係から香典や弔電、名簿、名刺などを受け取りましょう。

埋葬料や生命保険の受給など各種手続き

大きく分けて

「年金や健康保険関係、相続税申告などの公的手続き」

「預貯金や不動産の名義変更」

「生命保険金の請求やクレジットカードの解約などの民間会社との手続き」

の3つがあります。

また、葬儀費用の補助として埋葬料を受け取ることもできるので忘れずに申請しましょう。

このような手続きは期限が決まっているものも多く、早いと一週間で終わらせなければならないものもあります。スケジュール管理を行いながら前日になって慌てることのないようにしましょう。

この他にも本位牌の準備や遺品整理、葬儀でお世話になった方への挨拶回りや葬儀費用の精算など葬儀後も行うことは多いです。

初めての葬儀の手順まとめ

ここまでご臨終から葬儀直後までの流れについて解説しましたがいかがでしたでしょうか。

人が亡くなると、葬儀社の手配から通夜・葬儀の準備、その他各種手続きなどかなりやることは多いということをまずはご理解いただけたと思います。

さらに、忙しいのに加え葬儀当日はかなり忙しく長丁場になり、かつご家族や親しい方を亡くした精神的な負担もあり、体調を崩される方もいらっしゃいます。

いざという時、慌てずに落ち着いた心で故人をお見送りできるように前もって葬儀社や手続きについて準備を進めておくと負担の軽減につながります。

 

 

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火葬式とは?

直葬とも言い、お通夜・告別式を行わず、火葬のみでお別れするお葬式です。最近では、
「お葬式の費用を安価に抑えたい」
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などの理由から、簡素なご葬儀をされる人も増えています。

費用相場:8万円~15万円

一日葬とは?

通常は二日間かけて行うお葬式を、一日間で行います。親しい方々にお集まり頂き、通夜は行わずに告別式とご火葬を一日で行うお葬式です。
大がかりな準備は必要ないので費用が軽減でき、会葬者への対応もなくご供養に専念することができます。

費用相場:20万円~30万円

家族葬とは?

親族やごく親しい友人・知人だけで行うお葬式です。気兼ねの無い間柄でゆっくりとお別れができます。 少人数でゆっくりとお別れができるご葬儀で、費用も一般的な葬儀よりも安く抑えられる事から選ばれる機会も増えてきております。

費用相場:30万円〜

一般葬とは?

ご友人や職場の方など、幅広くお招きして行うお葬式です。多くの方と共に故人を偲び、丁重にお見送りをします。
家族葬と区別する為に「一般葬」と呼ばれるようになりました。葬儀の規模やこだわりによって費用が大きく変わります。

費用相場:40万円〜

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